やり【遣り】
1 やること。行かせること。 2 取引で、売り。「五買い、六—」 3 「遣り手(て)4」の略。「—がせっかん針が出てとりさへる」〈柳多留・一二〉
やり【槍/鎗/鑓】
1 長い柄の先に細長い剣(穂)をつけた武器。鎌倉末期からもっぱら戦場で用い、室町末期には道具と称して、これを重んじた。穂の形により、素槍・鎌槍・十文字槍・鉤(かぎ)槍などがある。「—をしごく」 ...
やり【槍】
《原題、(スペイン)Las Lanzas》⇒ブレダの開城
やり‐あ・う【遣り合う】
[動ワ五(ハ四)]互いにしあう。また、互いに争う。「公衆の面前で—・う」
やり‐いか【槍烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。外套(がいとう)長が約40センチ。細長くて後端がとがり、ひれは三角形で大きい。春、産卵のため海岸に接近。刺身やするめにする。ささいか。さやなが。つついか。
やり‐いだ・す【遣り出だす】
[動サ四]「やりだす」に同じ。「やりもてゆきて、七条の末に—・したれば」〈宇治拾遺・一一〉
やり‐おどり【槍踊(り)】
大名行列の槍振りの動作を舞踊化したもの。歌舞伎では、元禄期(1688〜1704)に名女形水木辰之助が踊ったものが有名。
やり‐かえし【遣り返し】
1 やり直し。「人生は—がきかない」 2 相手に仕返すこと。また、相手を反対にやりこめること。「つい口返答—を為(す)る時もあれど」〈露伴・いさなとり〉 3 和風建築の工法の一。2本の柱の間に水...
やり‐かえ・す【遣り返す】
[動サ五(四)] 1 相手からやられた仕返しに、こちらも同じようなことをやる。また、相手の言葉に言い返す。「やられたら—・す」「負けずに—・す」 2 一度した事を改めてする。しなおす。「計算を—...
やり‐か・える【遣り替える】
[動ア下一][文]やりか・ふ[ハ下二]やり直す。「内装を—・える」