ゆいが‐ろん【唯我論】
⇒独我論(どくがろん)
ゆい‐きょう【遺教】
《「ゆいぎょう」とも》 1 教えをのちの世に残すこと。また、その教え。 2 釈迦(しゃか)の説いて残した教え。仏教のこと。「これより漢土の仏法は弘まりて—今に流布せり」〈太平記・二四〉
ゆいきょうぎょう【遺教経】
大乗経典。梵本やチベット訳は現存しない。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。1巻。釈迦が涅槃に入る前に最後の教えを垂れたことを内容とし、戒を守って五欲をつつしみ、定(じょう)を修して悟りの智慧を得ること...
ゆいきょうぎょう‐え【遺教経会】
2月9日から15日まで、京都の大報恩寺(千本釈迦堂)で、東山の智積院の僧が集まって遺教経を訓読し、大念仏を修する法会。
ゆい‐きり
テングサ科の紅藻。日本特産。浅海の岩上に生え、高さ約15センチ、暗紅色。茎は不規則に二またに分かれ、葉片が螺旋(らせん)状につく。葉片にはとげ状突起がある。寒天の原料。とりのあし。
ゆい‐ぎょう【遺形】
1 遺体。遺骸。 2 仏舎利(ぶっしゃり)の異称。
ゆい‐ぐら【結倉】
《「ゆいくら」とも》河川工事に用いる、蛇籠(じゃかご)に丸太を結び付けたもの。
ゆい‐くん【遺訓】
⇒いくん(遺訓)
ゆい‐げ【遺偈】
禅僧が末期(まつご)に臨んで門弟や後世のためにのこす偈。
ゆい‐げさ【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長いきれ地3筋を緒で結んで連ね、所々に菊綴(きくと)じをつけた輪袈裟。