のっし‐のっし
[副]からだの大きくて重いものが、ゆっくりと歩くさま。「力士が—(と)入場する」
ねり‐ある・く【練(り)歩く/邌り歩く】
[動カ五(四)]行列してゆっくりと歩く。調子をそろえて静かに歩く。「山車(だし)が町を—・く」
ねり‐い・ず【練り出づ/邌り出づ】
[動ダ下二]ゆっくりと歩み出る。静かに歩み出る。「横座の鬼の前に—・でて、くどくめり」〈宇治拾遺・一〉
ねり‐づり【練(り)釣(り)】
船を練るようにゆっくりこぎまわしながら魚を釣ること。
ねり‐うし【練(り)牛/邌り牛】
練るようにゆっくりと歩む牛。遅牛(おそうし)。
のさ‐のさ
[副] 1 ゆっくりと歩くさま。のそのそ。「傍らの叢(くさむら)から、—と出たのは蟇(ひき)で」〈鏡花・高野聖〉 2 のんびりしているさま。「いとしづかに馬を飼うて—としてぞ居たりける」〈太平記...
のたり
[副]ゆったりとしているさま。ゆっくりと動くさま。「刀豆(なたまめ)や—と下がる花まじり」〈太祇句選〉
のそ‐のそ
[副](スル)ゆっくりと歩くさま。また、動作が鈍くてきびきびしていないさま。「—(と)現れる」「—(と)してないで早く仕事にかかれ」
のし‐のし
[副]からだの重いものがゆっくりと歩くさま。のっしのっし。「—(と)巨体を運ぶ」
あげ‐おうぎ【上扇】
能の型で、開いた扇を顔の前から頭上に上げ、右脇に下ろすもの。扇はからだの前で右手で立てて持ち、ゆっくり上げて顔をおおうようにする。