ゆ‐や【湯屋】
1 (「斎屋」とも書く)浴場のある建物。特に、社寺などに参籠するとき、斎戒沐浴(さいかいもくよく)あるいは休息するための建物。 2 料金を取って、入浴させる所。銭湯。風呂屋。
ゆや【熊野/湯谷】
謡曲。三番目物。平宗盛の愛人熊野は、東国にいる重病の母を見舞うために帰国を願うが許されず、花見の供を命ぜられる。花見の宴で、母を案じる熊野の歌をきいた宗盛は哀れを感じて帰国を許す。 箏曲(そ...
ユヤイヤコ‐さん【ユヤイヤコ山】
《Cerro Llullaillaco》南アメリカ、アンデス山脈の山。標高6723メートル。チリとアルゼンチンの国境に位置する。アタカマ高地にあるため極度に乾燥し、山頂はわずかに万年雪が残る。山...
ゆや‐ごんげん【熊野権現】
⇒熊野三所(くまのさんしょ)権現
ゆや‐じょうるり【湯屋浄瑠璃】
銭湯で浴客が浄瑠璃を語ること。また、その浄瑠璃。声が響いて実際よりうまく聞こえるところから、銭湯ぐらいでしか通用しないへたな芸にもいう。「されども—の三の切りかたりなり」〈滑・浮世風呂・前〉
ゆ‐やせ【湯痩せ】
[名](スル)過度の入浴や湯あたりなどで、からだがやせること。
ゆ‐やっこ【湯奴】
「湯豆腐(ゆどうふ)」に同じ。
ゆ‐やど【湯宿】
温泉場の宿屋。温泉をひいた旅館。
湯屋(ゆや)の喧嘩(けんか)
《銭湯での喧嘩は湯水を掛け合うことから》水掛け論をしゃれていう語。
熊野(ゆや)松風(まつかぜ)は米(こめ)の飯(めし)
謡曲の「熊野」と「松風」は米の飯のようにだれにも好まれる名曲であるということ。