ゆるさ‐れ【許され】
許されること。許可。赦免。「まだ世に—もなくては」〈源・明石〉
ゆるし【許し】
1 (「聴し」とも書く)願いを聞き入れること。許可すること。「父の—を得て上京する」 2 (「赦し」とも書く)罪・過失・無礼などをとがめないこと。容赦(ようしゃ)。赦免(しゃめん)。「罪の—を請...
ゆるし‐いろ【許し色/聴し色】
平安時代、だれでも着用を許された衣服の色。紅色・紫色の淡い色など。ゆるしのいろ。→禁色(きんじき)「—のわりなう上白(うはじら)みたる一かさね」〈源・末摘花〉
ゆるし‐しろ【許し代】
⇒公差3
ゆるし‐じょう【許し状/赦し状】
「許し文(ぶみ)」に同じ。
ゆるし‐ないりょく【許し内力】
⇒許容応力(きょようおうりょく)
ゆるし‐の‐ひせき【ゆるしの秘跡】
カトリック教会のサクラメントの一。洗礼後に犯した罪について、悔い改め、司祭に告白することによって神と教会から与えられる罪の赦(ゆる)し。
ゆるし‐ぶみ【許し文/赦し文】
1 許可状。認可状。許し状。 2 罪を許す旨を記した文書。赦免状。許し状。「入道相国の—取り出いて奉る」〈平家・三〉
ゆるし‐もの【許し物】
1 芸道で、師から許可を受けてから習う技芸。 2 罪人を許すこと。赦免。「ふるきためしのありけるとかやとて、—なん侍りけり」〈著聞集・二〉
ゆる・す【許す】
[動サ五(四)]《「緩(ゆる)」「緩(ゆる)い」と同語源》 1 (「聴す」とも書く)不都合なことがないとして、そうすることを認める。希望や要求などを聞き入れる。「外出が—・される」「営業を—・す...