あと‐くされ【後腐れ】
《「あとぐされ」とも》物事がすんだあとでもすっきりと解決せず、問題があとを引くこと。また、その事柄。「—のないようにする」
後先(あとさき)見(み)ず
前後の事情を考えず無分別に振る舞うようす。「—の行動」「—に突進する」
あとだし‐じゃんけん【後出しじゃんけん】
1 じゃんけんで、他の人が出した後に手を出すこと。後出し。 2 成り行きをみて態度を決めたり変えたりすること。また、今後の趨勢を決めるような重大な事実があとから出てくること。「規格争いの結果を見...
あと‐の‐まつり【後の祭(り)】
1 祭りのすんだ翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下ろして飲食すること。後宴。 2 祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。「今さら悔やんでも—だ」
アトリビューション‐ぶんせき【アトリビューション分析】
《attribution analysis》ある特定の事象が、どのような要因から生じたかを分析すること。本来は金融の分野で、投資元本に対する損益の要因を明らかにすることを意味した。マーケティング...
跡(あと)を隠(かく)・す
1 行方が知れないようにする。「—・す師の行き方や暮れの秋」〈蕪村句集〉 2 死骸を葬る。「我空しくなるならば、…御僧に刀脇差し参らせて、—・せ」〈仮・竹斎・下〉
跡(あと)を暗(くら)ま・す
逃げた先がわからないようにする。行方をくらます。「忽然(こつぜん)と—・す」
跡(あと)をつ・ける
1 痕跡(こんせき)をとどめる。跡を残す。 2 人・車などのあとを悟られないようについて行く。尾行する。「怪しい人物の—・ける」
跡(あと)を守(まも)・る
1 留守の間を守る。 2 親や夫、あるいは師の死後、故人の業を受け継ぎ、それを絶やさないようにする。
あど
[副]《上代東国方言といわれる》 1 疑問を表す。どのように。いかに。「高麗錦(こまにしき)紐解き放(さ)けて寝(ぬ)るが上(へ)に—せろとかもあやにかなしき」〈万・三四六五〉 2 (あとに係助...