よ‐おう【余殃】
先祖の行った悪事の報いが、災いとなってその子孫に残ること。⇔余慶(よけい)。
よ‐おき【夜起き】
1 夜中に起きること。〈文明本節用集〉 2 揚屋で客が夜中に起き出して酒を飲み興じること。「この里の—のおもしろさ」〈浮・諸艶大鑑・一〉
よ‐おぼえ【世覚え】
世の中の評判。「—やむごとなしと申せばをろかなりや」〈大鏡・基経〉
よ‐おもて【四面】
四つの面。周囲すべて。しめん。「夜の御帳の帷子(かたびら)を、—ながらあげて」〈源・鈴虫〉
よ‐おり【節折】
毎年6月と12月の晦日(みそか)に宮中で行われる行事。天皇・皇后・皇太子の身長を竹の枝で測り、祓(はらえ)を行うもの。《季 夏》
ヨーロッパのせいきまつ【ヨオロツパの世紀末】
吉田健一の評論集。18世紀以降のヨーロッパについて論じた近代文明論。「ユリイカ」誌に昭和44年(1969)7月から昭和45年(1970)6月まで連載。第23回野間文芸賞受賞。