よこ‐ぐわえ【横銜え】
1 口の横でくわえること。また、横にしてくわえること。「パイプを—にする」 2 物事の一部分を聞いて知っていること。なまかじり。「居ながら海外万里の情を、…東訛りの—」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
よこ‐こう【横坑】
ほぼ水平に掘った坑道。
よここく‐だい【横国大】
「横浜国立大学」の略称。
よこ‐ごと【横言】
中傷する言葉。よこしまごと。「垣ほなす人の—繁みかも逢はぬ日まねく月の経ぬらむ」〈万・一七九三〉
よこ‐さ【横さ】
横の方。よこ。よこし。「縦(たた)さにもかにも—も奴(やっこ)とそ我(あれ)はありける主の殿戸に」〈万・四一三二〉
よこ‐さび【横皺】
烏帽子(えぼし)のしわが横に高く低くうねをなしているもの。
よこさび‐の‐えぼし【横皺の烏帽子】
横皺のある烏帽子。
よこ‐さま【横様/横方】
[名・形動]《「よこざま」とも》 1 横の方向。横向き。また、そのさま。「—に倒れる」 2 道理に合わないこと。また、そのさま。非道。「—な要求」
よこさま‐の‐しに【横様の死に】
《「横死(おうし)」を訓読みにした語》非業(ひごう)の最期。「これ、—をすべき者にこそあめれ」〈源・手習〉
よこ‐さら◦う【横去らふ】
[連語]《「さらう」は動詞「さる」の未然形に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの》横に移動する。横歩きをする。「百伝ふ角鹿(つぬが)の蟹(かに)—◦ふ何処に至る」〈記・中・歌謡〉