よつだけ‐ぶし【四つ竹節】
江戸前期、承応(1652〜1655)のころに長崎の一平次が始めたという小唄。四つ竹に合わせて歌うもの。
よつ‐だて【四立】
矢羽根の矧(は)ぎ方の一。矢羽根を矢柄の四方につけること。狩股矢(かりまたや)などに用いる。
よつ‐ぢ【四つ乳】
三味線の胴に張る猫皮。また、それを張った三味線。乳のあとが四つあるのでいう。一般に犬皮より上等とされる。→犬皮(けんぴ)
よつ‐つじ【四つ辻】
1 道が十字に交わっている所。四つ角。十字路。「—を右に曲がる」 2 相撲のまわしの腰の後ろで結んだ所。
よつ‐で【四つ手】
1 手が四つあること。また、そのもの。 2 「四つ手網」の略。 3 「四つ手駕籠(かご)」の略。 4 「四つ手付け」の略。
よつで‐あみ【四つ手網】
四角い網の四隅を、十文字に交差した竹で張り広げた漁具。水底に沈めておき、コイ・フナなどを捕る。
よつで‐かご【四つ手駕籠】
4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠。江戸時代、庶民用の簡素なもの。
よつで‐づけ【四つ手付け】
連歌・連句で、前句と付句が縁語や意味で相互にしっかりと組み合うように付けること。
よつ‐どき【四つ時】
「四(よ)つ3」に同じ。
四(よ)つに組(く)・む
1 相撲で、四つ4の体勢になる。四つに渡る。 2 正面から堂々と争う。四つに渡る。「困難と—・む」