よ‐の‐なか【世の中】
1 人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく場。世間。社会。「—が騒がしくなる」「暮らしにくい—になる」 2 世間の人々の間。また、社会の人間関係。「—はもちつもたれつだ」「親も友達もないん...
よのなか‐ごこち【世の中心地】
世の中の人が多くかかる病気。流行病。疫病。よごこち。「—を病むと見えたり」〈今昔・一二・三五〉
世(よ)の中(なか)は相(あい)持(も)ち
世の中は互いに助け合うことによって成り立つものである。
世(よ)の中(なか)は広(ひろ)いようで狭(せま)い
思いがけず知人に会うことや、意外なつながりがあることなどのたとえにいう。
世(よ)の中(なか)は三日(みっか)見(み)ぬ間(ま)に桜(さくら)かな
⇒世の中は三日見ぬ間の桜かな
世(よ)の中(なか)は三日(みっか)見(み)ぬ間(ま)の桜(さくら)かな
《大島蓼太の俳句から》世の中は、3日見ないうちに散ってしまう桜の花のようなものだ。世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。「世の中は三日見ぬ間に桜かな」とも。
よのなかへ【世の中へ】
加能作次郎の中編小説。大正7年(1918)、読売新聞に連載。著者自身の少年期の回想に基づく私小説で、著者の代表作。
よ‐の‐ながひと【世の長人】
「世の遠人(とおびと)」に同じ。「汝(な)こそは—」〈記・下・歌謡〉
よ‐の‐ならい【世の習い】
世間のならわし。世間にありがちなこと。「栄えている者もいつかは滅びるのが—だ」 [補説]作品名別項。→世の習い
よのならい【世の習い】
《原題The Way of the World》コングリーブの戯曲。1700年初演。ロンドンの社交界を舞台とする風刺喜劇。初演時には不評だったが、19世紀以降に再評価された。