らく‐あみ【楽阿弥】
安楽に暮らす人を人名のように表した語。楽助(らくすけ)。「十徳にさまかへて昔は男山、今こそ—と」〈浮・一代男・三〉
楽(らく)あれば苦(く)あり
楽しい事のあとには苦しい事がある。苦楽は相伴うことをいう。
らくいち‐らくざ【楽市楽座】
戦国時代から近世初期に、戦国大名が城下町を繁栄させるためにとった商業政策。それまでの座商人の特権廃止や市場税の廃止、また、座そのものの廃止によって、新興商人の自由営業を許したもの。→座8
らく‐いん【烙印】
鉄製の印を焼いて物に押しあてること。また、その跡。刑罰として、罪人の額などに行った。
らく‐いん【落胤】
身分の高い男が正妻以外の身分の低い女に生ませた子。おとしだね。御落胤。
らく‐いんきょ【楽隠居】
[名](スル)隠居して安楽に暮らすこと。また、その人。「家督を譲って—する」
烙印(らくいん)を押(お)さ◦れる
ぬぐい去ることのできない汚名を受ける。また、周囲からそういうものとして決めつけられる。「裏切り者の—◦れる」
らくう‐しょう【落羽松】
ヌマスギの別名。
らく‐えき【絡繹/駱駅】
[ト・タル][文][形動タリ]人馬の往来などの、絶え間なく続くさま。「事務所の前を来たり往ったりする人数は—として絶えなかったが」〈有島・或る女〉
らく‐えん【楽園】
苦しみのない幸せな生活ができる所。パラダイス。 [補説]書名別項。→楽園