りょうし‐えきたい【量子液体】
量子効果が顕著に現れる液体。超流動が見られる液体ヘリウムをはじめ、ボースアインシュタイン統計やフェルミディラック統計に従う粒子からなる液体、または液体と見なせる粒子系を指す。
りょうし‐エレクトロニクス【量子エレクトロニクス】
量子力学を基礎に、原子や分子と電磁波との相互作用の応用を研究する電子工学の一分野。電磁波を発振・増幅するメーザーやレーザー技術が中心。
りょうしえんざん‐そし【量子演算素子】
量子コンピューターで量子力学的に論理演算を行う基本素子。情報の最小単位として、従来のビットに代わり、0と1だけでなく、0と1とを重ね合わせた状態も表す量子ビットを制御する。量子ゲート。
りょうし‐エンタングルメント【量子エンタングルメント】
⇒量子もつれ
りょうし‐か【量子化】
《quantization》 1 素粒子の運動を扱うときに、古典力学的な物理量である位置座標・運動量およびこれらからなる関数を、量子力学的な演算子に置き換えること。これらの演算子をもとに作られた...
りょうし‐かがく【量子化学】
量子力学の理論を用いて化学現象を解明しようとする理論化学の一分野。化学結合・分子構造・化学反応などの理論が解明されている。
りょうしかがくぎじゅつけんきゅうかいはつ‐きこう【量子科学技術研究開発機構】
放射線と人の健康に関する総合的な研究開発に取り組む、文部科学省所管の国立研究開発法人。放射線の医学利用(重粒子線がん治療、MRIやPETなどの分子イメージング)の促進、放射線防護・緊急被曝医療の...
りょうしかきのう‐そし【量子化機能素子】
⇒量子素子
りょうしかぎ‐はいそう【量子鍵配送】
量子力学の原理を応用し、通信を行う二者間で暗号鍵を安全に共有する手法。代表的な量子暗号であり、量子もつれの状態にある二つの粒子や系を二者間で共有して用いることで、傍受が不可能な暗号鍵となる。量子...
りょうしか‐ごさ【量子化誤差】
量子化したデジタル信号をアナログ信号に変換する際、元のアナログ信号との間に生じる誤差。量子化ビット数が大きく、サンプリング周波数が高いほど、誤差は小さくなる。量子化歪(ひず)み。量子化雑音。量子...