ろう‐ねん【老年】
年をとって、心身の衰えがめだつ年ごろ。また、その年ごろの人。 [補説]書名別項。→老年
ろうねん【老年】
芥川竜之介の短編小説。大正3年(1914)5月、雑誌「新思潮」に柳川竜之介の筆名で発表。芥川の処女小説とされる。
ろうねん‐いがく【老年医学】
老化現象を対象に、老年期にみられる疾患および症状や治療方法などを研究する学問。老人病学。
ろうねん‐かんごがく【老年看護学】
加齢に伴う病気や障害が高齢者の生活の質に与える影響を科学的に分析し、その人らしく生きるために必要な支援方法を研究する看護学の一分野。
ろうねん‐がく【老年学】
《gerontology》医学・生物学・心理学・社会学などの面から老年期における諸問題を総合的に研究する学問。老人学。ジェロントロジー。
ろうねん‐き【老年期】
年をとって、精神的、身体的に環境の変化に対する適応能力が減退する時期。
ろうねんき‐ちけい【老年期地形】
浸食輪廻(りんね)の晩期にみられる地形。山は丸みを帯びて起伏が小さくなり、谷幅は広がって川は蛇行して流れる。→幼年期地形 →壮年期地形
ろうねん‐しかいがく【老年歯科医学】
高齢者の歯科保健・医療・福祉分野を研究領域とする歯科医学の一分野。
ろうねん‐しゃかいかがく【老年社会科学】
高齢者や慢性疾患患者の保健・医療・福祉に関する諸問題に対し、心理学・社会学・文化人類学・政策学・経済学・公衆衛生学などの理論や方法論を用いた学際的な視点から研究を行う学問。
ろうねん‐しょうこうぐん【老年症候群】
加齢に伴って増加し治療・介護が必要となる、高齢者に特有もしくは高頻度にみられる身体的・精神的な症状や疾患の総称。認知症・骨粗鬆(こつそしょう)症・尿失禁・低栄養・抑鬱・転倒・生活機能低下など。