わろ【我郎/和郎】
《「わらわ(童)」の音変化かという》 [名] 1 子供。特に、男の子。また、男の召使い。「内方の—衆に、この樽(たる)持たせて」〈浄・女舞衣〉 2 人を卑しめ、また親しみをこめていう語。やつ。...
わ‐ろ【和露】
1 日本語とロシア語。 2 「和露辞典」の略。
わろ【我】
[代]「われ」の上代東国方言。「—旅は旅と思(おめ)ほど家(いひ)にして子持(め)ち痩(や)すらむ我が妻(み)かなしも」〈万・四三四三〉
わろうず【藁沓/草鞋】
《「わらぐつ」の音変化》わらで編んだ履物。わらじ。
わ‐ろうそく【和蝋燭】
和紙や灯心草(藺(い))を灯心に用い、木蝋(もくろう)を塗り重ねて作ったろうそく。福島・愛知・福井・京都・愛媛などの工芸品。⇔洋蝋燭。
わろうだ【藁蓋/円座】
わら・藺(い)・蒲(がま)・菅(すげ)などを縄にない、渦巻き状に編んで作った円い敷物。錦(にしき)や綾などで包んだものもある。円座(えんざ)。わらふた。
わろ・し【悪し】
[形ク]《他より劣っている、普通以下である、の意で、一定の水準以下であるさまを表す》 1 程度が低い。質が悪い。よくない。「いと—・かりしかども、…この花を折りてまうで来たるなり」〈竹取〉 2 ...
わろ‐じてん【和露辞典】
日本語を見出し語とし、それに相当するロシア語をつけた辞典。
わろ‐び・れる【悪怯れる】
[動ラ下一][文]わろび・る[ラ下二]「わるびれる」に同じ。「彼は其の前に先ず—・れず会釈して」〈紅葉・金色夜叉〉
わろ・ぶ【悪ぶ】
[動バ上二]悪く見える。見劣りがする。「そこら大人しき若公達(きんだち)もあまたさまざまにいづれかは—・びたりつる」〈源・竹河〉