アズラック‐じょう【アズラック城】
《Qasr Azraq》ヨルダン東部の町アズラックにある城塞跡。古代ローマ時代の要塞に起源し、近隣のオアシス(現在のアズラック湿原保護区一帯)を防備する拠点として東ローマ帝国、ウマイヤ朝、マムル...
アッバース‐ちょう【アッバース朝】
《(アラビア)‘Abbās》ウマイヤ朝に続くスンニー派イスラム王朝。750年、ムハンマドの伯父アッバースの子孫アブー=アッバースがウマイヤ朝を倒し、クーファで即位。のちに第2代カリフ、マンスール...
アムラ‐じょう【アムラ城】
《Qasr Amra》ヨルダン中部にある城館跡。首都アンマンの東約80キロメートルに位置する。8世紀、ウマイヤ朝時代に建造。征服地の警護のために築かれたとされるが、厳格なイスラム教徒の目を逃れ、...
アルアクサ‐モスク【Al-Aqusa Mosque】
パレスチナ地方の古都エルサレムの旧市街にあるイスラム寺院。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地である神殿の丘の上に、岩のドームとともに建つ。8世紀初め、ウマイヤ朝のワリード1世により創建。何度...
アルハミース‐モスク【Al-Khamis Mosque】
バーレーンの首都マナーマの南郊にあるイスラム寺院。7世紀末、ウマイヤ朝ウマル2世の時代に創建とされ、同国最古のモスクと考えられている。14世紀および15世紀に改築され、2本の尖塔(ミナレット)が...
アルムニェーカル【Almuñécar】
スペイン南部、アンダルシア州の町。地中海に面し、後ウマイヤ朝を開いたアブドゥル=ラフマーン1世が、北アフリカから上陸した地として知られる。ガルムという魚醤(ぎょしょう)の一種の製造所だった古代ロ...
アルメリア【Almería】
スペイン南部、アンダルシア州の都市。地中海のアルメリア湾に面する港をもつ。温暖で乾燥した気候で、周辺では灌漑(かんがい)農業、ハウス農業が行われる。11世紀半ば、イスラム支配の下で最盛期を迎え、...
アンジャル【Anjar】
レバノン東部、レバノン山脈の麓、ベカー高原にある城塞都市の遺跡。ベイルートの東約50キロメートルに位置する。8世紀にウマイヤ朝のワリード1世により建設。城壁に囲まれ、ビザンチン様式の細い柱とアー...
いわ‐の‐ドーム【岩のドーム】
エルサレム旧市街にあるイスラム様式の神殿。7世紀にウマイヤ朝が建設し、いくたびの改修を経て青色の壁と金色のドーム屋根という現在の形となった。イスラム教のほかキリスト教・ユダヤ教も聖地としている。
ウマイヤ‐ちょう【ウマイヤ朝】
《Umayya》イスラム王朝の一。ウマイヤ家出身のムアーウィヤ1世が、ダマスカスを首都として建てた最初のイスラム・カリフ王朝(661〜750)。14代続いたが、アッバース朝に倒された。のち、イベ...