はんこうてきにんげん【反抗的人間】
《原題、(フランス)L'Homme révolté》カミュによるエッセー。1951年刊。マルクス主義思想に基づく共産主義革命への疑義を唱えて思想界に物議をかもし、サルトルとの絶縁のきっかけともなった。
はらすのいたひび【ハラスのいた日々】
中野孝次によるエッセー。愛犬ハラスと過ごした13年間の日々をつづる。昭和62年(1987)刊行。翌年、第7回新田次郎文学賞受賞。平成元年(1989)には栗山富夫監督により映画化された。
ハワイイきこう【ハワイイ紀行】
池沢夏樹のエッセー集。雑誌「SINRA」に連載されたハワイをテーマとする紀行文をまとめ、平成8年(1996)に刊行。平成12年(2000)には、2章を追加した完全版を刊行している。
のっぺらぼうとてるてるぼうず【「のっぺら坊」と「てるてる坊主」】
国語学者、辞書編纂者の松井栄一によるエッセー。副題「現代日本語の意外な事実」。現代日本語の語形や表記などの、明治時代以降の変化の過程を用例とともに紹介する。平成16年(2004)刊行。
ははなるしぜんのおっぱい【母なる自然のおっぱい】
池沢夏樹のエッセー集。平成4年(1992)刊行。自然と人間の関わりを主題とする12の論考をまとめたもの。読売文学賞受賞。
ノーといえるにほん【「NO」と言える日本】
石原慎太郎と盛田昭夫の共著によるエッセー。日米貿易摩擦の最中の平成元年(1989)に出版されてベストセラーとなった。
ドクトルまんぼうこうかいき【どくとるマンボウ航海記】
北杜夫の旅行記的エッセー。昭和35年(1960)刊。水産庁の漁業調査船での船医としての体験をユーモアあふれる筆致で描き、ベストセラーとなる。「どくとるマンボウ」シリーズの第1作。
ニューヨークごばんがいものがたり【ニューヨーク五番街物語】
常盤新平によるエッセー集。昭和57年(1982)刊行。
あてなのないてがみ【あて名のない手紙】
児童文学作家、宮川ひろによるエッセー集。平成19年(2007)刊。戦争中の教師生活や自身の子育て、若い読者への想いなどを綴る。