きな‐くさ・い【きな臭い】
[形][文]きなくさ・し[ク] 1 紙や布などのこげるにおいがする。こげくさい。「—・いと思ったら座布団がこげていた」 2 《硝煙のにおいがすることから》戦争・動乱などの起こりそうな気配がする。...
き‐なぐさみ【気慰み】
気持ちがなぐさめられること。また、そうした事柄。「—に菜園をつくる」
きな‐こ【黄な粉】
《黄なる粉の意》大豆を煎(い)ってひいた粉。砂糖をまぜて餅・団子などにまぶしたり、製菓原料にしたりする。豆の粉。豆粉。
きなこ‐パン【黄な粉パン】
生地に黄な粉を練り込んで焼いたパン。または、コッペパンを油で揚げて黄な粉をまぶしたもの。
きなこ‐もち【黄な粉餅】
黄な粉をまぶした餅。
キナ‐さん【キナ酸】
キナ皮、コーヒーの種子、クランベリーの実などに多く含まれるカルボン酸の一種。19世紀にキナ皮より単離され、マラリア特効薬キニーネの原料となった。植物体において、芳香族化合物の前駆物質として機能する。
き‐なし【気無し】
[名・形動] 1 気乗りがしないこと。気が入っていないこと。また、そのさま。「鏡に映る自分の髪の形に見入りながら、—に言った」〈秋声・足迹〉 2 心に何ももたないこと。無心であること。また、その...
き‐な・す【着做す/著為す】
[動サ四](上に修飾語を伴って)その状態に着る。「萌黄の小袿(こうちぎ)、…なまめかしく—・し給ひて」〈夜の寝覚・一〉
きなだむら【鬼涙村】
牧野信一の短編小説。昭和9年(1934)、雑誌「文芸春秋」に発表。同名の作品集は、昭和11年(1936)に刊行。
キナ‐チンキ
《(和)kina(オランダ)+tinctuur(オランダ)》キナ皮(ひ)をアルコールに浸して製した赤色の液。苦味があり、健胃薬に用いられた。