さん‐の‐ま【三の間】
1 昔、貴族の邸宅で、奥女中のいた部屋。 2 宇治川にかかる宇治橋の西詰めから第2と第3の橋脚の間。ここでくんだ水は茶の湯によいとされ茶人に珍重された。
さん‐の‐まつ【三の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、いちばん揚げ幕寄りの松。懸かりの松。
さん‐の‐まる【三の丸】
城の二の丸を囲む外郭の部分。→城
さんのまる‐しょうぞうかん【三の丸尚蔵館】
皇居東御苑内にある博物館施設。皇室に受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品が平成元年(1989)に国に寄贈された際に、その収蔵・研究・公開を目的として設置された。平成5年(1993)開館。
さん‐の‐みね【三ノ峰】
石川・岐阜の県境にある山。標高2128メートル。白山の南西に位置し、高山植物が見られる。2000メートル級の山では本州で最も南西に位置する。白山国立公園に属する。
さんのみや【三宮】
兵庫県神戸市中央区の地名。神戸市第一の繁華街。名は三宮神社(生田神社の三の宮)に由来。
さん‐はかせ【算博士】
律令制で、大学寮の職名。算術を教授する人。のち、三善・小槻(おづき)二氏の世襲。
さんはちろく【386】
⇒アイさんはちろく(i386)
さん‐はんきかん【三半規管】
円口類以外の脊椎動物の内耳にある三つの半環状の管。互いに直角に組み合わされており、中がリンパ液で満たされ、その動きによって回転の方向を立体的に知ることができる。平衡感覚をつかさどる。→半規管
さんはんきかんそうしつ【三半規管喪失】
北川冬彦の処女詩集。大正14年(1925)、至上芸術社より自費出版。新散文詩。横光利一が高く評価したことでも知られる。