すかし‐がい【透かし貝】
スカシガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。貝殻は長楕円形の笠形で、殻長約2.5センチ、殻中央にくさび形の大きな穴があり、水管を出す。北海道南部から南に分布。
すかし‐ぎり【透かし伐り】
「間伐(かんばつ)」に同じ。
すかし‐たごぼう【透田牛蒡】
アブラナ科の越年草。湿地や田のあぜに生え、高さ30〜50センチ。葉は羽状に裂け、先端ほど裂片が大きく、縁にぎざぎざがある。春から夏、黄色い4弁花を多数つける。
すかし‐だわら【透かし俵】
クスサンの繭。長さ5センチほどの粗い網目状で、俵のような形をしている。
すかしっぺ【透かしっ屁】
「すかしべ」に同じ。
すかしば‐が【透翅蛾】
鱗翅(りんし)目スカシバガ科の昆虫の総称。小形のガで、翅(はね)は細長く透明。昼間、花に集まり、形・飛び方などがハチに似る。幼虫は木の幹に食い入って虫こぶをつくる。ブドウスカシバ・コスカシバなど。
すかし‐ブロック【透かしブロック】
ブロック塀の装飾性や通気性を高めるために用いる、穴の空いたコンクリートブロック。
すかし‐べ【透かし屁】
音がしない放屁。すかしっぺ。
すかし‐ぼり【透かし彫(り)】
金属・木・石などをくりぬいて文様を表す技法。文様を透かして素地を残す方法(文様透かし)と、文様の周りの素地を透かす方法(地透かし)がある。木彫仏の光背、欄間、刀剣の鐔(つば)などに技巧を凝らした...
すかし・みる【透かし見る】
[動マ上一] 1 透けた物を通して向うを見る。「黒いガラス板から日食を—・みる」 2 すき間を通して向うを見る。「幕の間から—・みる」 3 よく見えないものを、目をこらして見る。「闇の中で—・みる」