たたり【祟り】
1 神仏や怨霊(おんりょう)などによって災厄をこうむること。罰(ばち)・科(とが)・障りと同義的に用いられることもある。「山の神の—」 2 行為の報いとして受ける災難。「悪口を言うと、後の—が恐...
たたり【絡垜】
糸のもつれを防ぐ道具。方形の台に柱を立てて綛糸(かせいと)をかけるもの。「娘子(をとめ)らが績麻(うみを)の—打ち麻(そ)掛け」〈万・二九九〇〉
たたり‐め【祟り目】
たたりにあうとき。災難をこうむるとき。「弱り目に—」
たた・る【祟る】
[動ラ五(四)] 1 神仏や怨霊(おんりょう)などが災いをする。「物の怪(け)に—・られる」 2 何かが原因となって悪い結果が生じる。「無理が—・って病気になる」「日ごろの不勉強が最後まで—・る」
た‐たん【他端】
他のはし。もう一方のはし。
た‐たん【多端】
[名・形動] 1 複雑で多方面にわたっていること。また、そのさま。「多岐—」 2 事件や仕事が多くて忙しいこと。また、そのさま。多忙。多事。「国事—」「誠に家事—で」〈福沢・福翁自伝〉
たたん‐がみ【畳ん紙】
「畳紙(たとうがみ)」に同じ。「旅の調度など取らする物から—に書きてとらする」〈後撰・離別・詞書〉
タタール【Tatar】
1 モンゴル系の一部族の名称。のち、モンゴル族の総称。韃靼(だったん)。→モンゴル
2 ロシア連邦内に居住するトルコ系諸種族の総称。タタール人。
⇒タタールスタン
タタール‐かいきょう【タタール海峡】
「間宮海峡」に同じ。韃靼(だったん)海峡。
タタールスタン【Tatarstan/Татарстан】
ロシア連邦に属する共和国の一。ボルガ川の中流とその支流カマ川下流域にあり、首都はカザン。石油・化学工業が盛ん。基幹民族はタタール人だがロシア人も多い。