セタン‐か【セタン価】
ディーゼル燃料の着火性を示す指数。ガソリンのオクタン価に相当。数値の高いほど着火性が良好。セタンを100、α(アルファ)-メチルナフタレンを零(1962年以降はヘプタメチルノナンを15)とし、両...
デカリン【decalin】
デカヒドロナフタレンの通称。二つの六員環がつながったメタン系炭化水素(アルカン)の一種。水素の立体配置により、二つの光学異性体が存在する。ナフタレンを水素化することで得られる。化学式C10H18
ナフタリン【(ドイツ)Naphthalin】
⇒ナフタレン
ナフタレン‐かん【ナフタレン環】
2個のベンゼン環が一辺を共有して縮合した構造。芳香環の一つ。→ナフタレン
ナフチル【naphthyl】
ナフタレンの芳香環上の水素原子1個を除いた残りの原子団。C10H7-で表される1価の基。アリール基の一つ。ナフチル基。
ナフトール【naphthol】
ナフタレンの水素原子1個が水酸基で置換された化合物。特有の臭気をもつ昇華性の針状または板状結晶。水には溶けにくいが、ベンゼン・エタノールなどには溶けやすい。防腐剤・染料などの原料。化学式C10H7OH
フェノール【phenol】
1 ベンゼン環・ナフタレン環などに水酸基が直接結合した化合物の総称。 2 ベンゼンの水素原子1個が水酸基で置換された化合物。コールタールや石油の分留によって得られる、独特の臭気のある無色の結晶。...
フタル‐さん【フタル酸】
《phthalic acid》芳香族カルボン酸の一。オルトキシレンやナフタレンを熱分解して作られる無色の結晶。加熱すると無水フタル酸が得られ、可塑剤・合成樹脂・染料などの原料にする。化学式C6H...
ほうこう‐かん【芳香環】
芳香族化合物に含まれる環状の構造。ベンゼン環・ナフタレン環・アントラセン環など。芳香族環。
むすい‐フタルさん【無水フタル酸】
示性式C6H4(CO)2Oで表される芳香族化合物。フタル酸を加熱し脱水して得られる酸無水物。白色の固体で、特徴的な臭いがある。工業的にはオルトキシレンやナフタレンを酸化して製造する。塩化ビニル樹...