いちい‐がし
ブナ科の常緑高木。暖地に自生し、高さ30メートルに達する。葉の裏面に黄褐色の短毛が密生。実はどんぐりで、食用。材は堅く、建築・家具などに用いられる。いちがし。いちい。
いちい‐せんしん【一意専心】
(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「—環境問題に取り組む」
いちいたい‐すい【一衣帯水】
《「衣帯」は帯のこと》ひとすじの帯のような、幅の狭い川や海。また、それを隔てて隣り合っていること。「—の地」
いち‐いち【一一】
1 一つ一つの物事。それぞれ。めいめい。「—にわたって立証する」 2 (副詞的に用いて)もれなく一つ一つ。ことこまかに。「—難癖をつける」「—構っていられない」
いちいちいち‐き【一一一忌】
山本有三の忌日。1月11日。
いちい‐てき【一意的】
[形動]意味や値などが一つに確定しているさま。「—な解」
いちいでんし‐ざっしゅ【一遺伝子雑種】
ある一対の対立形質についてのみ異なる個体間の雑種。エンドウの種子で形が丸いものとしわのあるものとの雑種など。単性雑種。
いちい‐の‐みず【一葦の水】
幅の狭い水の流れ。一衣帯水。
いち‐いん【一印】
《「一印契(いちいんげい)」「一印相(いちいんぞう)」の略》仏語。一つの印契を結ぶこと。
いち‐いん【一員】
1 団体を構成する一人。「家族の—」 2 律令制で規定された各省や寮の役人の中の一人。「靫負(ゆげひ)の佐(すけ)—など、ひきつくろひたるけしき、心異なるべし」〈今鏡・一〉