ばんり‐どうふう【万里同風】
《「漢書」終軍伝から》天下がよく統一されていてはるか遠くの地まで風俗が同じであること。
万里(ばんり)の一条鉄(いちじょうてつ)
《万里の間も一筋の鉄で貫通する意から》俗人が発心して仏道に入るときに求められる堅固な菩提心(ぼだいしん)のたとえ。転じて、物事が絶えることなく続くことのたとえ。
ばんり‐の‐ちょうじょう【万里の長城】
中国本土の北辺に築かれた長大な城壁。春秋時代に斉(せい)・燕(えん)・趙(ちょう)・魏(ぎ)などの諸国が国境に築いたもので、秦の始皇帝が匈奴(きょうど)の侵入を防ぐために燕・趙の長城を用いて万里...
ばん‐りょ【万慮】
多くの考え。さまざまな思い。「千思—」
ばん‐りょく【万緑】
草木が見渡すかぎり緑であること。《季 夏》「—の中や吾子の歯生え初むる/草田男」 [補説]書名別項。→万緑
ばんりょく【万緑】
日本の俳句雑誌。昭和21年(1946)10月創刊。主宰は中村草田男。昭和58年(1983)に草田男が亡くなった後は運営委員会により発行が継続されたのち、平成29年(2017)廃刊。同人に、香西照...
万緑(ばんりょく)叢中(そうちゅう)紅(こう)一点(いってん)
《王安石「詠柘榴詩」から。あたり一面の新緑の中に赤い花が一輪だけ咲いている意》 1 多くの男性の中に、一人だけ女性がいることのたとえ。紅一点。 2 多くのものの中に、ただ一つだけ目立つものがまじ...
ばん‐る【万縷】
いろいろな細かい事柄。
ばんれい‐さい【万霊祭】
《All Souls' Day》世を去ったすべての信徒を記念するキリスト教の行事。11月2日。主としてカトリック教会で行われる。諸死者の記念日。諸魂日。
ばんれき【万暦】
中国、明の第14代皇帝神宗(万暦帝)の年号。1573〜1620年。まんれき。