さんじゅうさん‐かいき【三十三回忌】
人の死後満32年、数えて33年目の忌日。また、その日に行う法事。
さんじゅうさん‐かんのん【三十三観音】
法華経普門品(ふもんぼん)の説く三十三身(さんじゅうさんじん)に基づき、俗信の観音を33種並べたもの。楊柳(ようりゅう)・竜頭(りゅうず)・持経・円光・遊戯(ゆげ)・白衣(びゃくえ)・蓮臥(れん...
さんじゅうさんげん‐どう【三十三間堂】
京都市東山区にある天台宗の寺、蓮華王院(れんげおういん)本堂の通称。長寛2年(1164)後白河法皇の勅願で平清盛が建立。のち焼失したが、文永3年(1266)に復原。中央に湛慶(たんけい)作の千手...
さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい【三十三間堂棟由来】
浄瑠璃「祇園女御九重錦(ぎおんにょうごここのえにしき)」の三段目だけを上演する場合の別外題。柳の精のお柳が、一子緑丸と別れを告げる場。
さんじゅうさん‐しょ【三十三所】
観世音を安置した33か所の霊場。坂東三十三所・秩父(ちちぶ)三十三所などあるが、西国(さいこく)三十三所が最も有名。数は観世音の化身33体に基づく。三十三番。
さんじゅうさん‐じん【三十三身】
観世音が衆生を救うため、場合に応じて変化する33の姿。法華経普門品(ふもんぼん)に基づく。仏・辟支仏(びゃくしぶつ)・声聞(しょうもん)・梵王・帝釈(たいしゃく)・自在天・大自在天・天大将軍・毘...
さんじゅうさん‐てん【三十三天】
⇒忉利天(とうりてん)
さんじゅうさん‐ばん【三十三番】
⇒三十三所(さんじゅうさんしょ)
さんじゅうしちどう‐ほん【三十七道品】
悟りの境地を実現するために小乗仏教で行う実践修行法。四念処・四正勤・四如意足・五根・五力・七覚支・八正道をいう。三十七覚分。
三十(さんじゅう)にして立(た)つ
《「論語」為政から》30歳で自己の見識を確立し、独立する。→而立(じりつ)