あさ‐ま【浅ま】
[形動ナリ] 1 浅いさま。奥深くなくむき出しのさま。「忍ぶ姿も現れて、—になりぬさりながら」〈謡・玉井〉 2 簡単で粗末なさま。「是程に—なる平城(ひらじゃう)に、主上、上皇を籠め進(まゐ)ら...
あままゆ‐の‐くるま【雨眉の車】
屋形の軒が唐破風(からはふ)に似たつくりの牛車(ぎっしゃ)。上皇・親王・摂政・関白などが、直衣(のうし)を着たときに乗る。雨庇(あまびさし)の車。
いた‐ごし【板輿】
屋根と左右両側を白木板で張り、前または前後に簾(すだれ)を掛けた輿。上皇・公卿・僧が遠行に用いた。
いち‐いん【一院】
1 一つの寺院。また、院と称するところ。 2 二院制議会での、どちらか一方の議院。 3 二人以上の上皇または法皇があるとき、最初になった人。一の院。本院。
いん【院】
[名] 1 「大学院」の略。「—卒」 2 上皇・法皇・女院(にょいん)の御所。転じて、上皇・法皇・女院の尊称。「—の御所」 3 貴人の邸宅や別荘。「その—の桜ことにおもしろし」〈伊勢・八二〉 ...
いん【院】
[音]イン(ヰン)(慣) [学習漢字]3年 1 役所・学校など、公共性のある施設・機関。「院長・院内/医院・開院・学院・議院・貴族院・寺院・修道院・上院・僧院・登院・病院・衆議院・大学院・養老院...
いん‐ぐう【院宮】
上皇・法皇・女院と三后(太皇太后・皇太后・皇后)・東宮の総称。また、その住居。いんきゅう。
いん‐ごう【院号】
1 上皇に対する尊称。「高倉院」「後鳥羽院」など。 2 皇太后・准母など皇族の女性で、上皇に準じた待遇を受ける人への尊称。「建礼門院」「東三条院」など。 3 その人の建てた菩提寺(ぼだいじ)や居...
いん‐ざん【院参】
上皇・法皇の御所に参上すること。
いん‐し【院司】
《「いんじ」とも》上皇・法皇・女院の庁で事務を執った職員。いんのつかさ。