下種(げす)の勘繰(かんぐ)り
品性の下劣な者は、とかく気をまわして邪推するものだ。
下種(げす)の逆恨(さかうら)み
卑しい者は、好意で忠告してくれたことでも、悪口と受け取り、かえって恨むこと。
下種(げす)の謗(そし)り食(ぐ)い
下賤の者は、まずい、まずいとけなしながらもたくさん食べてしまう。
下種(げす)の知恵(ちえ)は後(あと)から
「下種の後知恵」に同じ。
下種(げす)は槌(つち)で使(つか)え
下賤の者を使うには、道理を説くより、びしびし働かせるのがいい。
げす‐ば・る【下種張る】
[動ラ五(四)]卑しい振る舞いをする。卑しい根性を出す。「何だか貪慾(どんよく)な—・った老婆のように」〈三重吉・小鳥の巣〉
下種(げす)も三食(さんじき)上﨟(じょうろう)も三食(さんじき)
《下賤の者も高貴の人も食事は1日3回の意から》物事によっては上下貴賤の区別はないことのたとえ。