ふ‐じょう【不定】
[名・形動] 1 さだまらないこと。確かでないこと。また、そのさま。ふてい。「老少—」「生死(しょうじ)—」 2 思いがけないこと。意外なこと。また、そのさま。「—のことかな」〈宇治拾遺・一〉
ふじょう‐の‐くも【不定の雲】
心をくもらせる迷いを、月を覆い隠す雲にたとえていう語。「生死長夜の月の影、—覆へり」〈謡・隅田川〉
ふ‐てい【不定】
[名・形動] 1 決まっていないこと。一定しないこと。また、そのさま。「居所が—な人」「住所—」 2 方程式の解が有限個に定まらないこと。
ふてい‐かんし【不定冠詞】
冠詞の一。数えられる名詞につけて、その名詞が不特定のものであることなどを表す。英語のa、ドイツ語のein、フランス語のunなど。→定冠詞
ふてい‐が【不定芽】
葉や根、茎の節間など、普通には芽を生じない場所から出る芽。クモノスシダ・コモチシダなどにみられる。→定芽
ふ‐ていき【不定期】
[名・形動]日時や期限が一定していないこと。また、そのさま。「—な(の)刊行物」「—便」
ふていき‐けい【不定期刑】
自由刑の宣告の際に刑期を確定せず、例えば3年から5年までというように宣告しておいて、執行中の状況に応じて釈放の時期を決定するもの。→定期刑
ふていき‐せん【不定期船】
運航する日時が一定していない船舶。
ふてい‐きゅう【不定休】
商店などで、休業する日を決めていないこと。 [補説]特定の日または曜日を休業日とせずに、不定期の休みがあるという意味で用いられる。
ふていき‐れっしゃ【不定期列車】
運行する日時が一定していない列車。臨時列車など。