ち‐らん【治乱】
世の中が治まることと乱れること。「—興廃」「弓馬の家にうまれたからは—の首尾をうかがって天下に旗をあげ」〈谷崎・盲目物語〉
ちん‐てい【鎮定】
[名](スル)力によって乱をしずめ、世の中を安定させること。また、乱がしずまり、世の中がおさまること。「暴動を—する」
月(つき)に叢雲(むらくも)花(はな)に風(かぜ)
世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。
つき‐はな・す【突(き)放す】
[動サ五(四)] 1 突いたり強く押したりして離れさせる。つっぱなす。「組みついてくる相手を—・す」 2 関係を絶って相手にしない。頼ってくる相手を見捨てる。つっぱなす。「親友からも—・される」...
つたえ【伝え】
1 つたえること。また、その内容。伝言。ことづて。「—を聞いてかけつける」 2 伝説。伝承。言い伝え。「昔からの—」 3 学問や技芸を教え伝えること。伝授。「嵯峨の御—にて、女五の宮さる世の中の...
つね‐な・し【常無し】
[形ク]変わりやすい。無常だ。はかない。「世の中を—・きものと今そ知る奈良の都のうつろふ見れば」〈万・一〇四五〉
つね‐に【常に】
[副] 1 どんな時でも。いつも。絶えず。「—微笑を絶やさない」 2 変わることなく。そのままに。「世の中や—ありける」〈万・八〇四〉 →何時(いつ)も[用法]
てん‐か【天下】
《「てんが」とも》 1 天が覆っている全世界。 2 一国全体。国じゅう。また、国家。「—に号令する」「—を治める」 3 世の中。世間。「—に名を知られる」「—に恥をさらす」 4 一国の政治。一国...
てんか‐いっぴん【天下一品】
世の中で比べるものがないほどすぐれていること。また、そのもの。「—の料理」
てんか‐たいへい【天下太平/天下泰平】
[名・形動] 1 世の中が平和でよく治まっていること。また、そのさま。「—な(の)世」 2 なんの心配事もなくのんきにしていること。また、そのさま。「—な(の)暮らしぶり」