せいき‐びょう【世紀病】
一つの時代・社会の爛熟(らんじゅく)期から衰退期にあって、懐疑的な思潮のもとに生まれる反現実的・退廃的な心的状態。フランスを中心とするヨーロッパでは、18世紀末の初期ロマン主義、19世紀末のデカ...
せいき‐まつ【世紀末】
1 19世紀末、ヨーロッパで懐疑的・退廃的な思潮・傾向が広まった時期。「—文学」 2 一般に、世紀の末期。また、一つの社会で、最盛期を過ぎて、退廃的な現象がみられる時期。
せい‐きょく【世局】
世の成り行き。時局。「おのがじしなる挙動をして、この—を渡るものから」〈逍遥・小説神髄〉
せい‐ぎょう【世業】
先祖から代々受け継いできた仕事・事業。せぎょう。
せい‐けい【世系】
1 祖先から代々受け継いだ系統。ちすじ。血統。 2 系図。系譜。
せい‐げん【世諺】
世に言いならわされてきたことわざ。俚諺(りげん)。
せい‐こ【世故】
「せこ(世故)」に同じ。「—に慣れて居る許りで」〈鉄腸・花間鶯〉
せい‐し【世子/世嗣】
天子・諸侯・大名など、貴人の跡継ぎ。よつぎ。
せい‐しゅう【世襲】
[名](スル)「せしゅう(世襲)」に同じ。「門閥を以て職務を—し」〈新聞雑誌四〉
せいしゅう‐しんのう【世襲親王】
明治維新前、天皇の兄弟とか皇子とかでない皇族で親王の称を世襲することが許されていた宮家。江戸時代では伏見宮・桂宮・有栖川宮・閑院宮家がある。