なかやま‐ぎしゅう【中山義秀】
[1900〜1969]小説家。福島の生まれ。本名、議秀。「厚物咲(あつものざき)」で芥川賞受賞。晩年は歴史小説を多く手がけた。他に「碑(いしぶみ)」「テニヤンの末日」「咲庵(しょうあん)」など。
なかやまざか【中山坂】
古井由吉の短編小説。昭和61年(1986)刊行の作品集「眉雨」に収録。第14回川端康成文学賞受賞。
なかやま‐しげる【中山茂】
[1928〜2014]科学史家。兵庫の生まれ。昭和46年(1971)に米国の科学史家トーマス=クーンの著書「科学革命の構造」を翻訳し、パラダイム論を日本に紹介した。
なかやましちり【中山七里】
岐阜県中部、下呂市にある、益田(ました)川中流の峡谷。景勝地。長さ28キロ。
なかやま‐しんぺい【中山晋平】
[1887〜1952]作曲家。長野の生まれ。多数の歌謡曲・童謡などを作曲、晋平節といわれる独特の様式をつくりあげた。作品に「カチューシャの歌」「ゴンドラの唄」「てるてる坊主」「波浮(はぶ)の港」など。
なかやま‐じんじゃ【中山神社】
岡山県津山市にある神社。主祭神は鏡作神。慶雲3年(706)の創建と伝える。美作(みまさか)国一の宮。仲山(ちゅうさん)大明神。南宮。
なかやま‐ただちか【中山忠親】
[1132〜1195]平安末期・鎌倉初期の廷臣。内大臣。故実典礼に通じ、日記「山槐記」など貴重な資料を残した。「今鏡」「水鏡」の著者ともいわれる。
なかやま‐ただみつ【中山忠光】
[1845〜1864]幕末の尊攘派公家。天誅組(てんちゅうぐみ)の大和五条挙兵に参加、その首領となったが、事破れて長州に逃れ、暗殺された。
なかやま‐でら【中山寺】
兵庫県宝塚市にある真言宗中山寺派の大本山。山号は紫雲山。用明天皇元年(586)聖徳太子の開創と伝える。現在の堂宇は慶長8年(1603)豊臣秀頼の再建。西国三十三所第24番札所。仲山寺。中山観音。
なかやま‐みき【中山みき】
[1798〜1887]天理教の教祖。大和の人。41歳のとき霊感を得、世人救済のために布教を始めた。歌集「おふでさき」は託宣・予言をうたったもの。