ちゅう‐どし【中年】
江戸時代、20歳ころから年季奉公に出ること。暖簾(のれん)分けなどを許されないことが多い。「—三年の気詰まり」〈浮・新色五巻書・五〉
ちゅう‐どしま【中年増】
中くらいの年増。近世では20歳すぎから28、9歳くらいまでの女性をいったが、年齢は時代によって前後する。
ちゅう‐ねん【中年】
1 青年と老年との間の年ごろ。現代では、ふつう40歳代から50歳代にかけてをいう。「—太り」「—層」 2 「中年者2」に同じ。
ちゅうねん‐ぶとり【中年太り/中年肥り】
40歳代から50歳代にかけて、栄養過多や運動不足などによって肥満すること。また、その状態。→メタボリックシンドローム
ちゅうねん‐もの【中年者】
1 中年の人。 2 青年期になってから年季奉公や芸人の世界に入った人。ちゅうどし。「—は芸人ばかりではない」〈荷風・腕くらべ〉