しつらくえん【失楽園】
《原題Paradise Lost》ミルトンの長編叙事詩。1667年刊。旧約聖書の「創世記」に取材。アダムとイブの楽園追放を神とサタンとの争闘のうちに描き、人間の原罪と神の恩寵の問題を追求したも...
しゃくみ【曲見】
《動詞「しゃくむ」の連用形から》能面の一。中年の女を表す面で、狂女物などに用いる。顔の中央がしゃくれて見えるところからいう。
しょ‐ろう【初老】
1 中年を過ぎ、老年に入りかけた年ごろ。「—の紳士」 2 もと、40歳の異称。
シルバー‐みんしゅしゅぎ【シルバー民主主義】
少子高齢化の進行に伴って、有権者人口に占める高齢者(シルバー世代)の割合が増加し、高齢者層の政治的影響力が高まること。若年層や中年層の意見が政治に反映されにくく、高齢者向けの施策が優先されがちに...
しんきん‐こうそく【心筋梗塞】
心臓の冠状動脈の、血栓などによる閉塞、急激な血流の減少により、酸素と栄養の供給が止まり、心筋が壊死(えし)した病態。激しい狭心痛、ショック状態などが起こる。中年以後に多い。MI(myocardi...
しんこうせい‐きんいしゅくしょう【進行性筋萎縮症】
脊髄または末梢神経に変性が起こって筋肉が萎縮し、運動機能が失われていく慢性の病気。中年以後の男性に多く、両手や肩に発病し、腰や両脚に広がる。原因は不明。
ジューリング‐ひふえん【ジューリング皮膚炎】
《Duhring's dermatitis ジューリングは米国の皮膚科医の名》慢性の皮膚疾患の一。全身の皮膚に小水疱(しょうすいほう)ないしは水疱が発生する。中年男子に多く、ひどい掻痒(そうよう...
じょうにん【情人】
北原武夫の小説集。昭和47年(1972)刊。「霧雨」と「黄昏」の2部からなる。酒場で知り合った若い女性にのめりこんでいく中年男性の姿を描く。 山口洋子の短編小説。副題は「アマン」。昭和55年...
すぎこしのまつり【過越しの祭】
米谷ふみ子の小説。米国で暮らす中年女性の憂鬱を描く。昭和60年(1985)、新潮新人賞、第94回芥川賞受賞。過越しの祭はユダヤ教の祭の一つ。
すずきさんのきゅうそくとへんれき【スズキさんの休息と遍歴】
矢作俊彦の小説。副題「またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行」。ドン=キホーテをモチーフに、中年になった全共闘世代の姿を描くコメディ。平成2年(1990)刊行。