こうけいねん‐か【高経年化】
[名](スル)原子力発電所などの施設で、長期間の運転により、機器や構造物に性能や材質の劣化や変化が現れること。→中性子脆化
こうしけつ‐しょう【高脂血症】
血液中の脂質値が異常に高い症状。総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール(悪玉)の値が基準値より高く、HDLコレステロール(善玉)の値が基準値より低いなど、脂質の値に異常がある状態の総称...
こうそく‐ぞうしょくろ【高速増殖炉】
高速の中性子を利用し、発電しながら消費した量以上の燃料を生み出すことができる原子炉。ウランとプルトニウムを混合したMOX燃料を使用し、冷却材としてナトリウムや鉛ビスマス合金などの液体金属を用いる...
こうそく‐ちゅうせいし【高速中性子】
核分裂で放出されたまま、何ら減速を受けていない中性子。速度は光速の約20分の1、エネルギーは0.1〜1メガ電子ボルト程度。高速中性子で核分裂の連鎖反応を起こさせるようにした原子炉を高速炉という。...
こうそく‐ろ【高速炉】
核分裂反応で生じる高速中性子を、減速させずに連鎖反応を起こさせるようにした原子炉。高速中性子炉。
こうぞう‐かがく【構造化学】
物質の物理的、化学的性質と構造との関連を研究する物理化学の一部門。分光学的測定をはじめとして磁気的・電気的・熱的な測定、さらにはX線・電子線・中性子線などによる構造解析などの手段が用いられる。
こうちゃく‐えんばん【降着円盤】
ブラックホール、中性子星、白色矮星などの高密度天体の周りに形成される円盤。周囲のガスや塵、連星の一方から供給されるガスなどが中心天体の重力に引き寄せられるが、一般的に角運動量をもつために直接落下...
こうちゅう‐きゅう【好中球】
白血球の一。細胞内にある顆粒(かりゅう)が中性色素に染まるもの。食作用を発揮し、大食細胞(マクロファージ)に対して小食細胞(ミクロファージ)ともいう。好中性白血球。
コバルト‐ろくじゅう【コバルト六〇】
天然の質量数59のコバルトを原子炉に入れて中性子を吸収させると得られる、質量数60のコバルト。人工の放射性同位体で、半減期は5.2年。強いγ(ガンマ)線を出すので、γ線源として理化学・工学・生物...
コンパクト‐てんたい【コンパクト天体】
通常の恒星に比べて著しく高密度な天体の総称。白色矮星や中性子星などの縮退星、およびブラックホールをさす。強い重力場をもち、連星や周囲の物質との相互作用により、さまざまな波長の電磁波を放射すること...