たん【丹】
1 硫黄と水銀の化合した赤土。辰砂(しんしゃ)。また、その色。に。 2 黄色みを帯びた赤色顔料。日本画に用いる。鉛の酸化物で、人工的に製造される。鉛丹。黄丹。 3 薬。特に、道家における長寿・不...
たん【丹】
[常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]に あかい 1 鉱物の一。辰砂(しんしゃ)。「丹砂(たんさ・たんしゃ)」 2 赤色の顔料。赤い色。に。「丹朱・丹青・丹頂」 3 丹砂を配合した不老不死...
たん‐え【丹絵】
墨摺(すみず)りに、丹の朱色を主として緑や黄などを筆で彩色した浮世絵。浮世絵版画の初期のもので、延宝年間(1673〜1681)末ごろからみられる。
たん‐えき【丹液】
不老不死の薬。仙薬。
たん‐か【丹花】
赤い花。紅色の花。
たんかくそうしょ【丹鶴叢書】
江戸後期の叢書。154冊。紀州新宮藩主水野忠央(みずのただなか)編。弘化4〜嘉永6年(1847〜53)刊。歌集・物語・故実・記録・国史などの稀覯(きこう)本を集めたもの。書名は新宮城を別名丹鶴城...
たんか‐の‐くちびる【丹花の唇】
赤い花のように魅力的な美人の唇。「薄汚なき手拭無遠慮に—を掩いし心無さ」〈露伴・風流仏〉
たん‐かん【丹款】
まごころ。赤心。赤誠。誠意。
たん‐がら【丹殻】
1 オヒルギの別名。 2 オヒルギの樹皮からとる染料。樹皮を煎じた汁に布帛を浸し、絞って石灰水に通すと赤茶色に染まる。紅樹皮。
たんげ【丹下】
姓氏の一。 [補説]「丹下」姓の人物丹下健三(たんげけんぞう)丹下左膳(たんげさぜん)