じょう【乗〔乘〕】
[音]ジョウ(呉) [訓]のる のせる [学習漢字]3年 1 乗り物にのる。「乗員・乗客・乗降・乗車・乗馬・乗用/騎乗・搭乗・同乗・分乗」 2 乗り物。また、兵車。「下乗(げじょう)・一天万乗」...
じょう‐じょう【上乗】
[名・形動] 1 この上なくすぐれていること。また、そのさま。上々。「—の出来栄え」 2 仏語。最上の乗り物、すなわち教えである、大乗のこと。
せん‐じょう【千乗】
《「乗」は車を数える単位》 1 千台の兵車。 2 《中国周代の兵制で、大国の諸侯は兵車千台を有したところから》大国の諸侯。→万乗(ばんじょう)
そう‐じょう【相乗】
[名](スル) 1 二つ以上の数を掛け合わせること。また、その積。 2 二つ以上の要因が同時に働くこと。「音響と照明とが—する演出効果」
たいぼん‐げじょう【退凡下乗】
仏語。摩訶陀(まかだ)国王の頻婆娑羅(びんばしゃら)によって釈迦説法の地、霊鷲山(りょうじゅせん)に建てられた2本の卒塔婆(そとば)に示された語。1本には下乗と記し、王は乗り物からおりて歩き、も...
だい‐じょう【大乗】
《(梵)mahāyānaの訳。理想に達するための大きな乗り物の意》 1 仏教の二大流派の一。自己の解脱だけを目的とするのでなく、すべての人間の平等な救済と成仏を説き、それが仏の真の教えの道である...
だんちょうていにちじょう【断腸亭日乗】
永井荷風の日記。大正6年(1917)9月16日から死の前日の昭和34年(1959)4月29日まで書き続けられた日記。「断腸亭」は起筆時に著者が住んでいた家の屋号。
ちゅう‐のり【中乗】
謡曲のリズムの型の一。2音節に1拍をあてるもので、切れのよい躍動的な効果をもつ。修羅物・鬼畜物などで戦闘や苦患(くげん)のさまをあらわす場面などに用いる。修羅のり。→大乗(おおのり) →平乗(ひ...
てん‐じょう【添乗】
[名](スル)旅行社などの係員が乗客の世話や案内のために、付き添って同じ乗り物に乗ること。「スキーツアーのバスに—する」「—員」
てん‐じょう【転乗】
[名](スル)他の乗り物に乗りかえること。「本船からはしけに—する」