うば【乳母】
母親に代わって乳児に乳を飲ませたりして、養育する女。おんば。めのと。
うば‐ぐるま【乳母車】
乳幼児を乗せて押して歩く四輪の手押し車。
おんば【乳母】
《「おうば」の音変化》うば。めのと。
おんば‐ひがさ【乳母日傘】
幼児に、乳母をつけたり、強い日に当たらぬように傘を差しかけたりすること。子供が大事に育てられることにいう。 [補説]この句の場合、「乳母」を「うば」と読むのは誤り。
おんば‐ひからかさ【乳母日傘】
「おんばひがさ」に同じ。「—にて長(ひととなり)」〈洒・通言総籬〉
ち‐おも【乳母】
うば。めのと。ちも。「婦人(をみな)を取りて—湯母(ゆおも)及び飯嚼(いひかみ)湯坐(ゆゑひと)とし給ふ」〈神代紀・下〉
にゅう‐ぼ【乳母】
うば。めのと。
まま【乳母】
うば。めのと。「御前にまゐりて—の啓すれば」〈枕・三一四〉
め‐の‐と【乳母/傅】
1 (乳母)母親の代わりに子供に乳を飲ませて育てる女。うば。「もの言はぬちごの泣き入りて、乳も飲まず、—の抱くにもやまで久しき」〈枕・一五〇〉 2 (傅)貴人の子を守り育てる役目の男。もりやく。...
めのと‐ご【乳母子/傅子】
1 (乳母子)乳母の子。「この人は、かの大納言の御—にて」〈源・椎本〉 2 (傅子)貴人の子を養育する任にある人の子。「木曽殿の御—、今井四郎兼平」〈平家・九〉