ふた‐のき【二軒】
垂木(たるき)が地垂木と飛檐(ひえん)垂木とで構成される軒。神社・寺院建築にみられる。
ふた‐ば【二葉/双葉/嫩】
1 発芽して最初に出る葉。双子葉植物で2枚出る。《季 春》 2 人間の幼少のころ。また、物事の初め。「栴檀(せんだん)は—より芳(かんば)し」 3 名香の一。伽羅(きゃら)で香味は苦甘。羅国。
ふたば‐あおい【双葉葵/二葉葵】
ウマノスズクサ科の多年草。山地の木陰に生える。根茎は地をはい、2枚の心臓形の葉をつける。春、葉の間に、柄のある淡紅紫色の花を1個下向きに開く。京都の賀茂神社の神紋、徳川家の紋章としても知られる。...
ふたば‐がき【二葉柿】
フタバガキ科フタバガキ属の植物の総称。約70種が東南アジア熱帯に分布し、熱帯多雨林の重要な構成種。高さ約50メートルとなり、葉は卵形または長楕円形。ラワン材として利用される。
ふたば‐ぐさ【二葉草】
1 フタバアオイの別名。 2 スミレの別名。《季 春》
ふたばていろん【二葉亭論】
中村光夫による文学評論。昭和11年(1936)発表。第1回池谷信三郎賞受賞。
ふたば‐らん【二葉蘭】
ラン科の多年草。高山の針葉樹林下に生え、高さ約10センチの茎の中ほどに、柄のない広卵形の葉が2枚対生する。夏、茎の先に褐緑色の花を穂状につける。
ふた‐ま【二間】
1 二つの部屋。ふたへや。「—しかないアパート」 2 《南北の柱間が二間であるところから》清涼殿の夜の御殿(おとど)の東隣りにある部屋の名。天皇守護の祈祷(きとう)をする僧が伺候して修法などが行...
ふた‐また【二股/二俣/二叉】
1 もとが一つで先が二つに分かれていること。また、そのもの。「道が—に分かれる」 2 同時に二つの目的を遂げようとすること。また、同時に二つのものに働きかけること。「—をかける」
ふたまた‐ごうやく【二股膏薬】
内股(うちまた)にはった膏薬のように、どちら側にもつくこと。定見・節操のないこと。また、その人。内股膏薬。