い【五】
ご。いつつ。いつ。多く他の語の上に付いて複合語として用いられる。「—十(いそ)」「—百(いお)」
い【五十】
ごじゅう。いそ。多く他の語の上に付いて、複合語として用いられる。「—日(いか)」「—鈴(いすず)」
い‐お【五百】
1 数のごひゃく。「—年(とせ)」 2 数の多いこと。「—枝(え)」
いお‐え【五百枝】
たくさんの枝。「—さし繁(しじ)に生ひたる樛(つが)の木の」〈万・三二四〉
いお‐え【五百重】
いくえにも重なっていること。「白雲の—に隠り遠くとも夕(よひ)去らず見む妹があたりは」〈万・二〇二六〉
いお‐ち【五百箇】
「いおつ」に同じ。「珠洲(すず)の海人の沖つ御神にい渡りて潜(かづ)き取るといふ鮑玉(あはびたま)—もがも」〈万・四一〇一〉
いお‐つ【五百箇】
(多く名詞の上に付き、接頭語的に用いて)500、または数の多いことを表す。「朝狩りに—鳥立て夕狩りに千鳥踏み立て」〈万・四〇一一〉
いお‐はた【五百機】
数多くの織機。「たなばたの—立てて織る布の秋さり衣誰(たれ)か取り見む」〈万・二〇三四〉
い‐か【五十日】
1 50日。 2 「五十日(いか)の祝(いわい)」の略。 3 「五十日(いか)の餅(もちい)」の略。
いか‐の‐いわい【五十日の祝】
子供が生まれて50日目に行った祝い。父や外祖父などが箸を取って、赤子の口に餅(もち)を含ませる。平安時代に、主として貴族の間で行われた。いか。