じん‐ちゅう【人中】
1 多くの人のなか。ひとなか。 2 人の体内。 3 鼻と口との間にある縦の溝。水溝穴(すいこうけつ)。にんちゅう。
じんちゅう‐おう【人中黄】
漢方で、人糞からとった薬の名。解熱・解毒などに用いた。にんちゅうおう。
にんちゅう‐おう【人中黄】
⇒じんちゅうおう(人中黄)
じんちゅう‐の‐しし【人中の獅子】
特にすぐれた人物。人中の竜。
じんちゅう‐はく【人中白】
漢方で、人尿の沈殿物からとった薬の名。解毒・止血などに用いた。にんちゅうはく。
にんちゅう‐はく【人中白】
⇒じんちゅうはく(人中白)
にん‐じゅう【人中】
1 人間界。「最後の身に—に生まれて」〈今昔・一・二二〉 2 ⇒じんちゅう(人中)
にん‐ちゅう【人中】
1 上唇中央のくぼみ。じんちゅう。 2 「にんじゅう(人中)1」に同じ。「—、天上の善果を受く」〈謡・江口〉
ひと‐なか【人中】
大勢のいる場所。衆人の中。また、世間。「—へ出る」「—でもまれる」