ほの‐あかる・い【仄明るい】
[形][文]ほのあかる・し[ク]ほんのりと明るい。「広い縁側が—・く見えるなかに」〈漱石・文鳥〉
ほの‐あ・く【仄開く】
[動カ下二]ちょっと開ける。「片端—・けて見るに」〈増鏡・おどろの下〉
ほの‐か【仄か/側か】
[形動][文][ナリ] 1 わずかにそれと認められるさま。かすか。「—に見える人影」「—な残月の光」「花の香りが—にただよう」 2 心や意識がぼんやりしているさま。かすか。「—に記憶している」「...
ほの‐き・く【仄聞く】
[動カ四]かすかに聞く。「—・けど、よくはえ知らぬは」〈宇治拾遺・三〉
ほの‐ぐら・い【仄暗い】
[形][文]ほのぐら・し[ク]ほのかに暗い。光が弱くてうす暗い。「—・いろうそくの光」 [派生]ほのぐらさ[名]
ほのぐらいみずのそこから【仄暗い水の底から】
鈴木光司による短編ホラー小説集。平成8年(1996)刊。「水」と「閉鎖空間」を共通の主題とする短編小説7作を収める。
ほの‐ぐれ【仄暮れ】
日のわずかに暮れかかったころ。夕ぐれ。
ほの‐じろ・い【仄白い】
[形][文]ほのじろ・し[ク]ほのかに白い。かすかに白い。「闇に—・い顔が浮かぶ」 [派生]ほのじろさ[名]
ほの‐ぼの【仄仄】
[副](スル) 1 かすかに明るくなるさま。「東の空が—としてくる」 2 ほんのり心の暖かさなどが感じられるさま。「—(と)した母子の情愛」 3 わずかに聞いたり知ったりするさま。「かく、ささ...
ほのぼの‐あけ【仄仄明け】
夜がほんのり明けること。また、その時刻。