ほのぼの・し【仄仄し】
[形シク]いかにもほのかである。かすかではっきりしない。「耳—・しく、傍らなる人に問ひ聞きて」〈源・手習〉
ほの‐み・える【仄見える】
[動ア下一][文]ほのみ・ゆ[ヤ下二]かすかに見える。ほのかに見える。「杉林は焦げ茶色の暗さのうちに、もの明るさが—・えていた」〈康成・春景色〉
ほの‐めか・す【仄めかす】
[動サ五(四)] 1 それとなく言葉や態度に表して示す。におわせる。「不承知の意向を—・す」 2 もてはやす。「世になべて—・す作者を第一の人と申し侍らんや」〈ささめごと〉
ほの‐め・く【仄めく】
[動カ五(四)] 1 ほのかに見える。かすかに目にとまる。「霧の中に姿が—・く」 2 ほのかに香る。「風に—・く花の匂い」 3 それとなく言葉や態度に表れる。「人のよさが—・いている」 4 ちら...