ぬれ‐ぼとけ【濡れ仏】
屋外に安置した仏像。露仏。
ね‐ぶつ【念仏】
「ねんぶつ」の撥音の無表記。「僧ども—のひまに物語するを聞けば」〈かげろふ・上〉
ね‐ぼとけ【寝仏】
釈迦の入滅の姿を彫刻や絵画にしたもの。涅槃像(ねはんぞう)。寝釈迦。
ねんじ‐ぶつ【念持仏】
日常身につけたり身辺に置いたりして拝む仏像。また、本尊として信仰する仏。持仏。
ねんとう‐ぶつ【燃灯仏】
過去の世に出現し、釈迦(しゃか)に将来成仏するという予言を授けた仏。
ねん‐ぶつ【念仏】
[名](スル)仏の姿や徳を心中に思い浮かべること。また、仏の名を口に唱えること。観仏と称名。浄土教では、阿弥陀仏を思い浮かべ、また、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と口に唱えること。特に後者をいう。
のち‐の‐ほとけ【後の仏】
釈迦(しゃか)仏のあとを受けて出現する仏。弥勒仏(みろくぶつ)のこと。「あきらけく—の御代までも光伝へよ法のともし火」〈新拾遺・釈教〉
のど‐ぼとけ【喉仏】
のどの中間の、甲状軟骨が突出して高くなっている部分。成年男子に顕著で、西洋では俗にアダムのりんごという。のどぼね。喉頭結節(こうとうけっせつ)。
の‐ぼとけ【野仏】
野中に置かれている仏像。
はい‐ぶつ【廃仏】
仏教を排斥すること。特に、3世紀以降、中国王朝がしばしば行った仏教弾圧。→三武一宗(さんぶいっそう)