し‐て【仕手/為手】
《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 あることをする人。やりて。「世話の—がない」 2 (ふつう「シテ」と書く)能・狂言の主人公の役。また、その演者。中入りのあるときは前ジテ...
して‐かた【仕手方】
能楽師のうち、シテ・シテヅレ・子方・地謡・後見などを専門に務める者。また、その家柄。観世・宝生・金春(こんぱる)・金剛・喜多の五流がある。→ワキ方 [補説]ふつう「シテ方」と書く。
して‐かぶ【仕手株】
仕手3が好んで対象とし、投機的な売買の対象になりやすい株。
して‐すじ【仕手筋】
⇒仕手3
して‐せん【仕手戦】
株式市場で、ある銘柄をめぐって売り方と買い方が激しく競り合って大量の売買を行うこと。
して‐づれ【仕手連れ】
《「してつれ」とも》能で、シテに従属する助演的な役柄。また、その演者。シテ方が務める。単にツレともいう。 [補説]ふつう「シテヅレ」と書く。
して‐どの【仕手殿】
近世、鹿子(かのこ)結いを作る女性。
して‐ばしら【仕手柱】
能舞台で、本舞台の向かって左側奥の、橋懸かりと舞台とが接する所の柱。シテの動作の起点・終点になる。