つかえ【仕え】
仕官・奉公すること。また、その人。「—の身」
つかえ‐どころ【仕え所】
院の庁・親王家・摂関家・大臣家などの家政機関の一。力役その他の雑役に従う仕丁などの下級職員を管理し、院中・家中の雑務を処理した。また、その職員・詰め所。侍所。
つかえ‐まつ・る【仕へ奉る】
[動ラ四]《動詞「つか(仕)える」の連用形+動詞「まつ(奉)る」から》 1 「仕える」の謙譲語。おつかえ申し上げる。「降る雪の白髪までに大君に—・れば貴くもあるか」〈万・三九二二〉 2 目上の人...
つか・える【仕える】
[動ア下一][文]つか・ふ[ハ下二] 1 目上の人のそばにいて、その人に奉仕する。「師に—・える」「父母に—・える」 2 役所などの公的な機関につとめる。官職に就く。「宮中に—・える」 3 神仏...
つかまつり‐びと【仕り人/仕奉人】
つかえる人。従者。「一条殿の御—とかやのためになめき事したうびたりけるを」〈大鏡・伊尹〉
つか‐まつ・る【仕る】
[動ラ五(四)]《「つこうまつる」、または「つかえまつる」が「つかむまつる」となって音変化したもの》 1 「する」「行う」の謙譲語。目上の人のためにあることをする。また、自己の「する」動作を、話...
つこう‐まつ・る【仕る】
[動ラ四]《「つかえまつる」の音変化で、主として平安時代に用いた》 1 「仕える」の謙譲語。 ㋐お仕え申し上げる。「昔、二条の后に—・る男ありけり」〈伊勢・九五〉 ㋑お供申し上げる。奉仕する。「...