いん‐の‐ごしょ【院の御所】
1 上皇の居所。仙洞(せんとう)。藐姑射(はこや)の山。 2 上皇の呼称。
かすみ‐の‐ほら【霞の洞】
1 仙人の住む所。 2 上皇の御所。仙洞(せんとう)。「(水無瀬殿ハ)げに千代をこめたる—なり」〈増鏡・おどろの下〉
きょうと‐ぎょえん【京都御苑】
京都市の中心部にある東西約700メートル、南北約1300メートルの区域。京都御所・仙洞御所・大宮御所および京都迎賓館を囲む、面積約63ヘクタールの公園。環境省が管轄する国民公園として常時開放され...
こや‐さん【姑射山】
1 中国で、不老不死の仙人が住むという山。藐姑射(はこや)山。 2 上皇・法皇の御所。仙洞(せんとう)御所。
ご‐いん【後院】
天皇が在位中に譲位後の御所としてあらかじめ定めた御殿。譲位後は仙洞(せんとう)という。平安初期、嵯峨天皇の時に始まる。
ご‐しょ【御所】
1 天皇の御座所。禁中。内裏。また、天皇を敬っていう語。「京都—」「—も二位殿抱き参らせて」〈弁内侍日記〉 2 上皇・三后・皇子の住居。また、それらの人を敬っていう語。「仙洞(せんとう)—」「東...
ごじゅうばんうたあわせ【五十番歌合】
正治2年(1200)後鳥羽院の仙洞御所で行われた10題50番の歌合わせ。作者は後鳥羽院・通親・良経・隆信・定家・家隆・慈円・寂蓮らの10人。仙洞十人歌合。
鎌倉中期の歌合わせ。定家・家隆の歌...
じょう‐じ【承仕】
《「しょうじ」とも》 1 仙洞(せんとう)・摂家・寺院などの雑役を務めた者。僧形(そうぎょう)で妻帯は随意であった。承仕法師。 2 禅寺で、鐘をつく役目の僧。 3 室町幕府の職名。将軍の宿所や殿...
せん‐いん【仙院】
1 上皇・法皇の御所。また、そこに住む上皇・法皇。仙洞。 2 女院のこと。
せん‐とう【仙洞】
1 仙人の住む所。 2 上皇の御所。転じて、上皇。仙洞御所。仙院。