か‐な【仮名/仮字】
《「かりな」の転「かんな」の撥音無表記》漢字に基づいて作られ、用いられるようになった、日本語独特の音節文字。一般には片仮名・平仮名をさすが、広義には万葉仮名を含めてもいう。→真名(まな)
かなかんじ‐へんかん【仮名漢字変換】
《Kana-Kanji conversion》コンピューターで漢字を入力する方法の一。漢字の読みを入力し、複数の漢字の候補から入力したい漢字を選択する。
かな‐がえし【仮名反し】
1 《仮名の反切の意》連なる2字の仮名の、最初の仮名の子音と次の仮名の母音とが結合して新しく別の音が生まれるとすること。「にある」が「なる」に、「あらいそ(荒磯)」が「ありそ」となる類。漢字の反...
かな‐がき【仮名書(き)】
[名](スル)仮名で書くこと。また、書いたもの。⇔真名(まな)書き。
かな‐がしら【仮名頭】
いろは47文字の最初に来る字。すなわち「い」の字。⇔仮名尻(かなじり)。
かな‐ぐさり【仮名鎖】
⇒文字鎖(もじぐさり)1
かな‐ごよみ【仮名暦】
昔、仮名で書いた暦。漢字で書いた「真名暦(まなごよみ)」に対して女子用の暦をいう。
かな‐し【仮名詩】
漢詩の絶句や律の体に倣って試みられた俳諧体の詩。各務支考(かがみしこう)の創意。蕪村の「春風馬堤曲」の類。
かな‐じょ【仮名序】
仮名文で書かれた序文。古今和歌集の序が有名。→真名序(まなじょ)
かな‐じり【仮名尻】
いろは47文字の最後に書き加えた字。すなわち「京」の字。⇔仮名頭(かながしら)。