仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず
《「孟子」尽心上「仰いで天に愧じず、俯(ふ)して人に怍(は)じざるは、二の楽しみなり」から》心に少しもやましいところがない。俯仰(ふぎょう)天地に愧じず。
仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず、俯(ふ)して地(ち)に怍(は)じず
⇒仰いで天に愧じず
あおぎ・みる【仰ぎ見る】
[動マ上一][文][マ上一] 1 上方に目を向けて見る。見上げる。「時計台を—・みる」 2 尊敬する。敬う。「師と—・みる」
あお・ぐ【仰ぐ】
[動ガ五(四)] 1 上を向く。上方を見る。あおむく。「星空を—・ぐ」 2 尊敬する。敬う。「師と—・ぐ」 3 教え・援助などを求める。請う。「指示を—・ぐ」「助力を—・ぐ」 4 あおむいてひと...
あお‐の・く【仰のく】
[動カ五(四)]あおむく。「大きく—・いて伸びをする」 [動カ下二]「あおのける」の文語形。
あお‐のけ【仰のけ】
「あおむけ」に同じ。「—に、死んだようになって」〈藤村・春〉
あおのけ‐ざま【仰のけ様】
上に向いた状態。あおむけざま。「—にひっくり返る」
あお‐の・ける【仰のける】
[動カ下一][文]あふの・く[カ下二]上に向ける。あおむける。「顔をぐいと—・ける」
あお‐むき【仰向き】
あおむくこと。また、その状態。あおむけ。「—に泳ぐ」⇔俯(うつむ)き。
あお‐む・く【仰向く】
[動カ五(四)]天を仰ぐように、顔や物の前面が上を向く。あおのく。「—・くと空に虹が架かっていた」⇔俯(うつむ)く。 [動カ下二]「あおむける」の文語形。