あいざわ‐じけん【相沢事件】
昭和10年(1935)8月、皇道派の陸軍中佐相沢三郎が、統制派の陸軍省軍務局長永田鉄山少将を執務中に斬殺した事件。翌昭和11年(1936)の二・二六事件の伏線となった。永田事件。
あかはた‐じけん【赤旗事件】
明治41年(1908)6月、東京神田の錦輝館(きんきかん)で、社会主義者山口義三の出獄歓迎会を開いた際、荒畑寒村・大杉栄らが「無政府共産」と書いた赤旗を掲げて屋外行進をしようとして検挙された事件...
アガサクリスティさつじんじけん【アガサ・クリスティ殺人事件】
河野典生の推理小説。昭和58年(1983)刊。アガサ=クリスティの推理小説「オリエント急行の殺人」へのオマージュ作品。
あきた‐じけん【秋田事件】
明治14年(1881)6月、自由民権運動を唱える秋田立志会の企てた武力蜂起計画が事前に発覚した事件。
あく‐じょうけん【悪条件】
物事の成功や成立を阻むような条件。「—が重なる」
あこう‐じけん【阿衡事件】
仁和3年(887)、宇多天皇が即位した際、藤原基経を関白とする勅書の中の「よろしく阿衡の任を以て、卿の任となすべし」の語について、基経が阿衡は位のみで職掌を伴わないとして政務を行わず、ついに天皇...
あしおどうざん‐こうどくじけん【足尾銅山鉱毒事件】
明治中期、足尾銅山の廃液が原因となって起きた公害事件。汚染した渡良瀬川流域の被害農民らの再三の請願や、田中正造の天皇への直訴で、政治・社会問題となったが、政府の弾圧と切り崩し策で運動は衰退した。...
あたみさつじんじけん【熱海殺人事件】
つかこうへいの戯曲。昭和48年(1973)文学座が初演。翌年、第18回「新劇」岸田戯曲賞(後の岸田国士戯曲賞)受賞。三流の殺人犯を、刑事木村伝兵衛が一流の殺人犯に仕立て上げていく過程を描いた不条...
あまかす‐じけん【甘粕事件】
大正12年(1923)関東大震災の直後、憲兵大尉甘粕正彦らが、無政府主義者大杉栄・伊藤野枝夫妻と甥(おい)の橘宗一を、憲兵隊司令部で殺した事件。
アメリカどうじたはつテロ‐じけん【アメリカ同時多発テロ事件】
2001年9月11日のほぼ同時刻に、アラブ系グループに乗っ取られた4機の米国民間航空機のうち2機がニューヨークのワールドトレードセンタービル2棟に、1機がアーリントンの国防総省本庁舎に突っ込み、...