いせものがたりにつきてのけんきゅう【伊勢物語に就きての研究】
国文学者、池田亀鑑による学術論文。昭和10年(1935)、同11年(1936)に全2冊を刊行。
いせ‐もめん【伊勢木綿】
「伊勢縞(いせじま)」に同じ。
いせ‐や【伊勢屋】
1 伊勢出身の商人が多く用いた屋号。 2 《伊勢出身の商人には勤倹の人が多かったところから》けちな人。「尾頭のないが―の初がつを」〈柳多留・一七〉
伊勢(いせ)や日向(ひゅうが)
話に脈絡がなく、つじつまが合わないこと。また、まぜこぜで秩序のないこと。伊勢や日向の物語。「げにげに―のことは、誰かは定めありぬべき」〈謡・雲林院〉
いせ‐りゅう【伊勢流】
1 武家礼法の一派。室町中期、伊勢貞親・貞宗のころに形成され、江戸時代に伊勢貞丈に至って大成された。 2 ⇒伊勢風(ふう)
いせ‐れいへいし【伊勢例幣使】
毎年9月、伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に幣帛(へいはく)を奉納するために派遣された勅使。
いせ‐わん【伊勢湾】
三重県の志摩半島と愛知県の知多半島・渥美(あつみ)半島に囲まれた湾。湾奥に木曽・長良(ながら)・揖斐(いび)などの河川が注ぐ。伊勢の海。
いせわん‐たいふう【伊勢湾台風】
昭和34年(1959)9月26日、和歌山県潮岬(しおのみさき)付近に上陸、名古屋西方・富山湾を通り三陸沖へ抜けた台風。死者・行方不明者5101名という大被害をもたらし、特に伊勢湾沿岸の高潮による...