でん‐せん【伝染】
[名](スル) 1 病原体が他の生物体に入り、増殖して病気になること。感染。「はしかが—する」 2 物事の状態・傾向などが他に移って同じような状態が起こること。「あくびが—する」
でんせん‐せい【伝染性】
伝染する性質。「—の熱病」
でんせんせい‐かんえん【伝染性肝炎】
⇒流行性肝炎
でんせんせい‐かんせんしょう【伝染性感染症】
直接または間接的に人から人へ伝染する感染症。インフルエンザ、赤痢、マラリアなど。伝染病。→非伝染性感染症
でんせんせい‐げりしょう【伝染性下痢症】
ウイルスの一種の感染によって起こる下痢症。
でんせんせい‐こうはん【伝染性紅斑】
ウイルスの一種が感染し、特徴的な赤い発疹(ほっしん)が現れる小児の軽い感染症。両ほおが赤くなり、続いて四肢や臀部(でんぶ)に群発するが10日前後で治る。感染症予防法の5類感染症の一。りんご病。
でんせんせい‐たんかくしょう【伝染性単核症】
ウイルスの感染によって、発熱・リンパ節腫脹(しゅちょう)などの症状を呈し、血液中に単核球の増加がみられる感染症。伝染性単核球症。
でんせんせい‐なんぞくしゅ【伝染性軟属腫】
主に小児に発症するウイルス性の皮膚感染症。皮膚の直接接触で感染し、体幹や四肢に中央が少しくぼんだ丘疹ができる。性感染症として成人に発症することもある。水いぼ。
でんせん‐びょう【伝染病】
感染症のうち、病原体の宿主との接触、空気や飲食物、あるいはノミ・シラミ・ダニなどを介して、ある個体から他の個体へと次々に広がっていく伝染性の病気。人の場合は、感染症予防法によって危険性が高い順に...
でんせん‐びょういん【伝染病院】
主として法定伝染病(伝染病予防法で規定)の患者を隔離収容して治療を行っていた病院の呼称。平成11年(1999)の同法廃止以降は、この呼称は使用されなくなった。かわって制定された感染症予防法では、...